【中小企業の会社で、社員の定着率が悪く、社員全体が社長に不満・不信感をもっている場合の改善案について】
コミュニケーションの改善が必要で、まずは社長が変わってくれればかなり大きく社内も変わるという感じがするので、社長にコーチングの勉強に行ってもらうとか?
なんで俺が変わらなくてはならない!と理解のない社長だったらそれまでですが(泣)。
もしコーチングの勉強時間がなければ、せめて本の1冊でも読んでいただけたら・・・・
おすすめはD.カーネギーの「人を動かす」です。 ・重要感を持たせる 人を動かす秘訣は、この世に、ただ1つしかない。 人を動かすには、相手の欲しているものを与えるのが、唯一の方法である。 ”重要人物たらんとする欲求”・・・・ 相手の、自己の重要感を満足させる方法は人それぞれ違う・・・ 率直で、誠実な評価を与えることにより・・・ ・誠実な関心を寄せる 「われわれは、自分に関心を寄せてくれる人々に関心を寄せる」・・・・ などなど、 その他、人間関係についての目からウロコのネタ満載です。 コーチングの勉強や本を読んだこと無いのですが、この本に載っているようなことを勉強するんですかね?と、勝手に思ってます。
人は感情で動いていることを、まず社長に理解してもらえないと、なかなかその後のプランの効果に難しいものが・・・。 この会社の場合、他のどんな活性化プランよりも、 まず社長の意識を変えることが一番の活性化プランになるような気がします(笑) そしてつぎに、 いかにして高感度「目標共有チーム」をつくるか? そのための仕掛けを考えていきたいところ。。。 だいたい裁量権が強いところのコーチング力しだいで、下の者はやるきがでるかどうか影響されるんですよねーーーー。 マネジメント職の人を集めて、コーチングの勉強会を開くとか?
他社の事例でいうと、ゴーンさん♪のいる日産自動車では 「管理職すべてにマネジメント研修を---。」 ゴーンさん就任後の決断から約3年、2400人すべてに研修がいきわたったそうです。 それだけ大企業もコーチングには注目している。 そしてその効果がじわじわでてきているようです。 調べれば事例がいっぱいでてきますので、それらの事例のコピーなど見せながら人間関係論についてうまく社長さんに大切さをそそのかしてください~(笑)
それとは別に、マトリックスにフラットな関係でのミーティングが頻繁に行われるプランも入れたいかなぁ~。 具体的には、製造業でしたら、職場懇談会やQC活動、改善提案制度の導入あたりはどうでしょう? 末端のほうまでの参加型プランで一人一人の意識改革が多少なりともできれば、即効性はないかもですが、波及効果ってじわじわでてくると思います。
先日の読売新聞朝刊の記事からですが 「日常の喜びも嫌なことも、多くは人間関係から生まれます。 ゆっくりと信頼関係を築いていけばいいと思います。」 これを社長さんに理解してもらいたいですね。。。 そのために企業が社員のコミュニケーションを活性化するために寮を復活させたり会社内にアフターで社員が無料でお酒を飲めるスペースをつくったりしているような世の中ですから。。。
制度の一例
職場懇談会の導入
ちょっとこれは導入にコストがかかります。 でも風通しのよい、明るい社風をつくっていくのに貢献できると思います。
導入例としましては、月1回、職場単位で会議室などで懇談会をします。 だいたい1時間ぐらい? 一度に全員参加だと、仕事に支障がでるので、4班ぐらいにわけて、 今週はAB班、来週はCD班、来月は・・・・と工夫してください。
懇談会のすすめるスタイルですが、1人当たり300円ぐらいの会社補助を出します。 それでお菓子やジュースを当番が買っておいてですね、 飲み食いしながら、自由に発言できる雰囲気ですすめます。 意見が出にくい職場とかでしたら、事前にアンケートとるとか進行に工夫してください。
管理職クラスが場の雰囲気を堅くしないよう、気をつけて(汗)
実際に自分がいた会社でやってましたが、楽しかったですよ~♪ けっこうそこで職場の問題点の改善案が出たり、仕事の改善につながったり、 それなにり効果があったように感じてました。
ちょっとささやかなところですと、 社内で、仕事に関係する文書の回覧とかあたりまえになっているところ多いと思いますが、自分の以前いた会社では、回覧にも工夫がされていました。
どこの部署でも回覧BOXが置かれていてですね、2段だったか3段だったか忘れましたが。 なんか面白そうな情報を見つけた人は、回覧したい文書などに発信者名と回覧有効期限を書いた紙を添付して回覧BOXに入れておくのです。 全員に必ず回覧させたい場合は、押印欄設けたのをくっつけます。 出張報告書や技術報告書なども同様。仕事に直接関係ない同じ部署の人にも、一応、回覧BOXに入れることで目に触れる機会をつくるんですよね。 それによって、その仕事をしてない人とも情報を共有できることに・・・。 その回覧BOXの情報をちゃんとチェックするかどうかは自己責任。 原則、1日1回は回覧BOXをチェックしましょうねというルールになっていたので、見なかった人は、情報をもらえなかったの自己責任になるのです。 回覧有効期限がすぎると、有効期限切れBOXに入り、当番が発信元の人に返したりファイルするべきところにおさめたりします。
もしかしたらこのようなBOX設置も、改善提案制度から出来たのかもしれません。 製造業の場合なら、すでに改善提案制度、あるかもしれませんね。 改善提案制度、ただつくっただけですと誰も提案出さないので、年間ノルマ制にするのがよいかと思います。 大企業でも、やはり運営に苦労しているところ多くて、ノルマ制にしているところが多いです。 役職に応じて、ノルマを増やしたり(笑) 導入することにより、社員の抵抗があるかもしれませんが(笑)、 時々クリーンヒットのネタが出てきたりしますので、会社の発展にはあなどれない制度です。 なにか仕掛けをつくらないと、評価されないのであれば無駄な仕事はしたくないと、基本的に積極的に仕事の提案する社員って少ないですから・・・・ 社員の余力を会社発展のための知恵を出すのにつかってもらうのによい制度だと思います。 お金はかかりますが・・・
記・2006.5.15より
※補足 他のところで提案したネタだったのですが・・・・使いまわしました。
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